191003 ウィズお疲れさまでした!

第1回公演

第2回公演

ロビーにて

 

コーラスミュージカル「With…ウィズ」大成功でした!

 今回の公演は、団長選挙をしてリーダーを団員で決め、企画は指導者会、運営は私と内藤先生が参加しての父母の会:「運営委員会」の組織でこの公演を行ないました。OB父母や楽友会のお手伝いを公演当日のみとし、現役団員父母だけでこの大きな公演を成功させることが可能なのかにチャレンジをしました。経営面でも初めて桜丘高校音楽科楽友会から自立をした公演になりました。

●私が良かったと感じたことは、
① アイプラザ豊橋の大きなステージに映える演出、照明、道具。
② 桜丘音楽科生徒、中学実技専攻生、指導者、OBなどの歌唱、演技力。
③ それに負けない小中学生の情熱と成長。
④ キャストと裏方を同時に行った指導者の立派な姿勢。
⑤ 運営委員のリードと父母のみなさんの協力。

 良かったことの裏側には、反省すべき点もたくさんあります。この会が存続、発展するためには、まだ改善すべき点があります。しかし、団員、団員父母も指導者も「この演奏会ができて良かった!」という気持ちと「みなさんに出会えて1つのものを共に創ることができた感謝の気持ち」があれば、やり方などを超えた良い演奏、良い団体になっていくと感じます。それが市民の文化活動でありボランティア精神だと思います。父母の役割負担を削減するためプロに衣裳や舞台裏を頼むことなどの提案がすべてボツになったことも、この会の精神を表しているのだと思います。


「良い事ばかりを言って褒め合っていては成長できない」という人もいるかもしれませんが、SakuraCantabileは会社でも塾でもありませんので、前向きな楽しい雰囲気が大切だと感じます。私はこれまでこの会は「桜丘音楽科のための会」として仕事の一部として発展させようと考えていたこともあり、人生をかけたような真剣そのもので周りが見えない状態に陥っていました。真剣に取り組むと、自分に真っ直ぐ向かってきてくれる人にはこの上ない愛情を注ぎ、自分の意見に同意しない人や秩序を乱す人を非難したくなることもありました。これと同じように父母の方々の中でも、真剣になり様々な他人への思いがあったようですが、仲間ならば声をかけて話を聞いてあげたり、時には注意してあげる。それができなければ黙認するしかないと思います。人にはそれぞれ理由があり、その人自身にもわからないような気持があるものです。しかし、そんなことよりも人の良い所を見つけて褒めてあげる事が大人に対しても子どもに対しても、とても大切な事だと最近強く思うようになりました。みなさんがこの会に大きな愛情を注いでくださっていて仲が良いのでSakuraCantabileは成り立っているのだと感じます。親同士、子ども同士のコミュニケーションをもっと取っていきたいですね。意外と誤解は多いものです。
 私はこの団にボランティアどころか出資をしています。「なぜ、この会を続けているのか?」と聞かれれば「私に感謝してくれる親子や指導者がいるからです」と答えます。先日の「令和元年度豊橋文化祭開会式典」に出演させていただき、たくさんの桜丘生徒、父母やCantabileの団員、父母。そして、豊橋合唱協会の多くの方々が私たちの演奏を聴きに来てくださいました。「うたを歌い続けて良かった」「うたを教えていて良かった」この気持ちがこの会を続けて行く原動力になっています。


 さて、前身の「ポケットオペラ」が、団員リーダーだった伊藤千紗先生やその年代に近い団員たちの退団と共に形を変えたのと同じく、SakuraCantabileも6年間リーダーを務めた古藤葵、鯨日和や、大きく成長した北河和珠が実質これで卒団(桜丘の生徒として関わることはありますが)となり、関ひかりも含め多くの1期生とその父母が卒団します。力のある団員や団員父母の卒団は団体のレベル保持には大きな打撃ですが、後輩たちの実力は更に上がっていくと思います。また、今後は公演毎に団員や父母組織も変わっていくこととなるでしょう。この団の形をリニューアルするチャンスと考えたいと思っています。
 来年は5月31日の「カルミナ・ブラーナ」の準備で日曜日の特別練習が行えませんので8月の公演は行なわないことにします。3年間大きな公演を続けてきましたが、次の公演は団員や団員父母のみなさんとじっくり話し合いながらより良い会、より良い公演を目指していきたいと感じますし、団員、団員父母相互のコミュニケーションをしっかりととり、公演を成功させることだけに終始するのではなく、音楽をとおして子どもたちの心を育てることを一番に考えた会を目指したいと思っています。

 

 みなさん。お疲れさまでした!そして、ありがとうございました。

2019年10月03日