「リフレイン」の階名音源アップしました。
「リフレイン」は覚和歌子さんの詩集「海のような大人になる」という詩集から5編を信長貴富さんが、東京葛飾区にある「シンフォニーヒルズ少年少女合唱団」のために作曲し2009年3月に初演されました。その5曲の中の最後に演奏される曲です。
私はこの曲に2013年混声合唱曲集「等圧線」の最終楽章として高文連の役員会で出会いました。名古屋大学の「コールグランツェ」が初演をしており、先日TFM合唱団で客演された伊東恵司先生が指揮をされたそうです。当時は、合唱部の東三河の代表顧問として愛知県のたくさんの合唱関係者や、合唱の世界と出会い、プロの世界とは異なった音楽の世界や形を目の当たりにし貴重な経験ができました。葛飾のシンフォニーヒルズは今年、桜丘の声楽アンサンブルが東京国際声楽コンクールで全国大会を決めたホールです。楽譜を読んでいるとたくさんの思い出やイメージが浮かんできます。
くりかえし あるいは くりかえす ということばが13回表れるのにすべてが新鮮。曲の最後にテンポが緩み「くりかえし 見つめ合い くりかえし すきと言う」をかみしめるように歌ったあと、「このときは たった今 このいまはいちどだけ」と閉めます。心と生命の大切さを表現しているこの曲はたくさんの人の心を動かし続けています。